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オアシスなべよこ(会報)から


このページのコンテンツ

老人ホームの基礎知識 安藤滉邦氏 記録・木口弘
障害児の送迎をして 協力会員・大石和子
ニュースの裏のキビシイ育児事情 協力会員・宮嵜奈穂美
総会を終えて 代表・山崎由紀子
家庭の中の危機管理術 池上三喜子氏 市民防災研究所
学生ボランティアからの手紙
17年度の抱負・知恵を出し合って素敵な町に 代表・山崎由紀子
Nくんの送迎 障害児の送迎を経験して 協力会員・大内律子
電話相談にみる介護の問題と解決のヒント 市民福祉情報オフィス・ハスカップ代表 小竹雅子氏
「こどもに起きやすい事故とその予防」 講師;日本赤十字社指導員
 岩城 隆一氏(まとめ 木口弘)
オアシスの皆さんありがとう!障害児の送迎ボランティアに感謝 高橋忍子
大逆転の痴呆ケア 講演・和田行男氏(まとめ・木口)
身体を楽に移動させる方法を学ぶ まとめ・木口弘
普通救命講座を受講 大塚照子
痴呆老人の接し方 講演・高橋正雄氏(筑波大教授)
まとめ・木口弘
難病との共生・「パーキンソン病は運命」と開き直って 楠 昭
人とひとをつなぐ、地域の中のおもてなし、心配り、気配り 講演・三好良子先生
まとめ 木口弘
なべよこ地区まつりで模擬店
中村診療所「木曽路ふれあいの旅」に参加して 小原 洋
うちの子、よその子、みんな一緒に育てちゃお 元さくら館館長・渡辺美恵子氏
オアシスパソコン教室開催 毎日が新鮮な体験 小原 洋
講座・老いて生きるということ 講師:西口弘氏 まとめ・木口弘
なるほど納得介護講座に参加して 木口弘
なべよこ夏まつりに参加
楽しみながら役に立てるのは最高 石井初枝
シソジュースの作り方 山崎由紀子
研修会から(1〜5回) 木口弘まとめ
生きる 石田博治
山形ふれあい旅行に参加して 清水富子・豊泉聖恵

老人ホームの基礎知識
賢く老人ホームを選ぶために

2月14日に「老人ホームの基礎知識」の課題で一般の方も対象として、講習会を開催しました。講師には、民間老人ホーム紹介センター(有)ケアプロデユースの安藤滉邦氏にお願いしました。
「終の棲家」を何処に決めるかは、高齢者の課題のひとつですので、参加の皆様も熱心に質問して、理解に努めていました。概要は次ぎのとおりです。 
 老人ホームは、公的施設では、
一、健常者向け施設(介護なし)@養護老人ホームA軽費老人ホームBケアハウスがありますが、60才以上でいずれも経済的状況・家庭環境・住宅事情などの一定条件を満たす人が対象となります。
二、介護者向け施設(介護つき)@特別養護老人ホームA老人保健施設があり、いずれも要介護1〜5の認定を受けている人が対象です。民間施設・有料老人ホームには、@介護付き有料老人ホームA住宅型有料老人ホームB健康型有料老人ホームがあります。 
 中野区を例とすると、65才以上の人口は56・954人で比率は20・8%で、そのうち要介護・要支援者は10・22人で17・9%になりますが、介護保険利用可能な高齢者施設は16ヶ所の小規模なもので23区ではワースト5にいる現状で、公的施設利用には数年の待機が必要となります。また、当初は入所の順位が申し込み順であったのが、平成15年度からは@要介護度が重いA介護者がいないB家族がいても事情により介護ができない等、必要性の高い人を優先することになり、「要介護度3」以上の方が多くなってきました。したがって要介護度の低い方の入所待ちは長くなり勝ちなので、民間施設の利用を考えるようになります。
 有料老人ホームと言うと先ず高いと言う印象があるようですが、住居費・食費・光熱水費と分けて一般と比較してみると大差のない事がわかります。月額費用内訳で比率の高い介護サービスの内容に注目すべきです。介護にかかわる職員体制が要介護者3人に対して職員2人以上の割合、3人に対して1人の割合等によって費用に大差がつきます。
 有料老人ホームの選び方としては、必ず3ヶ所は見ること。それでさらにあと2か所見る。これ以上見るとかえって混乱します。
 なお、ポイントとして、その施設の施設長または管理責任者と面談することです。その施設の良否は責任者の姿勢による事が多いのです。それと入居者の顔色が明るいか、暗いか、でも判ります。また、入居者に本当の声を聞くのも大切です。
 平成18年4月1日から契約締結日から起算して概ね90日以内の契約解除の場合について、前払い金の全部を返却することになりました。(記録・木口弘)  

障害児の送迎をして〜精神的な喜びと満足感を頂く

 私は現在三人(障害を持ったお子さん二名と保育園児)の送迎を受け持っております。娘夫婦が店を継いでくれることになり、それを機に困っている方のお手伝いが何かできればと、友人の紹介で入会し、この役を頂いて二年半、初めて手をつないでくれたときのことなど、いろいろな感激を経験させていただきました。
 毎回大切なお子さんをお預かりすることを心して、家を出ます。学校で目があったときの満面の笑みを見るのは何より嬉しく、抱きしめたくなります。私を信頼してくれていることを実感する瞬間です。先輩の方から、彼らは私に会うまで不安なのです、と教えていただきました。
 まさしく安心を得た笑顔なのでしょう。会話が成り立たなくても、心は通じていると思い、自分の子育ての経験から感じた身の回りのことや、帰路の途中の景色や花や動物のことなど、気のついたことをしゃべりながら送ります。
 つい先日も嬉しいことがありました。高校生のYさんを迎えに行った折、担任の先生が、
「『今日は誰と?』と聞くとすぐあなたの名前が出るのに、一年半一緒の私の名前がなかなか出ないのよ」
 とおっしゃったのです。この日の帰り道、
「Yさん、私より先に先生の名前を覚えてあげてね」と言って繰り返し先生の名前をいいながら帰りました。ところが、次の週、先生にお会いするなり、
「やっと私の名前を覚えてくれました」
とのこと。私はつい先週のことを話すと、
「そういう伏線が…」
と喜んで下さいました。
 ボランティアでありながら、こんな大きな精神的な満足感をいただき、喜びを感じました。
 これからも、我が家の店を手伝いながら、家族の理解と協力の元、できる範囲でお手伝いが出来たらと思っております。(大石和子)

ニュースの裏のキビシイ育児事情
母親ってやさしく慈しみ深い…
    イメージと現実のギャ!ップを知って!

 先日TVで赤ちゃん虐待死のニュースがあった。何でも生後数ヶ月の赤ちゃんが夜泣いたので、母親が殺してしまった…とかいう内容だったと思うが、最後に司会者が一言。
「赤ちゃんは夜泣くものですからねぇ」。
 私はこの言葉に妙にカチン!と来たのを覚えている。確かに虐待は許されない。殺すなんてもってのほか。だけど、そこに到るまでにどんな事があったのか、どうしてそこまで母親が追い詰められてしまったのか、そういうことを一切切り離してしまったコメントではないか?
 件の母親が突発的に行った凶行なのか、毎日泣く子にうんざりして、半ばノイローゼ気味であったのか。身近に手助けしてくれる人はいたのか、父親は母親にいたわる声をかけてくれていたのか。そういったことはニュースでは語られない。
ちなみにうちの息子は夜泣きが本当にひどかった。生後5ヶ月頃から始まり、泣き始めるともう手がつけられない。 おっぱいも抱っこもお歌も拒否!ひたすら泣き叫ぶ。これが毎晩15分おき。夜中に子供を抱っこして外を散歩する私の姿は、ご近所中の涙を誘ったものだ。
 これはもう虐待がおきてもおかしくない状態だ。先が見えない。ダンナは隣の部屋でいびきをかいている。しかしさすがに1歳にもならない子を叩くのはまずいので、泣きながら(私がね)壁をガンガン叩いていたこともある。当時、オアシスなべよこの様な手助けしてくれる団体も身近になく、本当に辛かった。
 育児をする母親は無償で、愛情深く、いつも優しく子供を慈しんでるもの…。そんな美しいイメージだけで語られてしまうと、現実とのギャップに首をかしげてしまうのは私だけだろうか?
 もちろん、大抵の母親にとって、子供は自分の命より大事な存在なのは確かだし、いつもニコニコ笑って育児できれば、自分にとっても子供にとってもこれに越したことはない。でもそれは心と体に余裕があってこそできることだ。
 オアシスなべよこの親子≠ノ関する活動はまさに育児中の母親達にそれを与えてくれるものだと思っている。
 彼女達には親子一緒にしろ、保育を頼んで自分の時間を持つにしろ、利用できるものはどんどん利用して、辛いときには「私こんなに辛いのよ!」と吐き出してほしい…。
そうしたことで、世の中から悲しいニュースがひとつでもなくなることを願ってやまない。
 ところで司会者さん、1歳の頃のうちの息子を一晩お貸ししてみたかったわ。
(宮嵜奈穂美) 

総会をおえて 代表・ 山崎由紀子

私はこの連休の前半、夫と鹿児島に旅しました。桜島の溶岩を見たり、指宿で砂蒸し温泉に入ったり、海岸線の美しい自然を堪能しました。でも今回一番衝撃的だったのは知覧の特攻隊平和会館で見たものでした。一番若い人が17才で、千人以上死んでいった特攻隊員の約半数が知覧から出陣したそうです。たくさんの遺書、辞世の句が展示してありました。ほとんどが「両親様」という書き出しで、これまで育ててくれて有難うございます。とか親不孝をお許しくださいとか、涙なしには読めない壮絶なものでした。生きていればまだ80代、大昔のことではなく、ちょっと前のことです。教育で 国のために死ねる、それが幸せ なんて、あってはいけないことです。もったいない命が失われたと、戦争は本当に惨いもの、二度と戦争をしてはいけない、と強く思いました。全世界が武器を捨て、平和になることが理想ですが、せめて日本は絶対に戦争をしない国であって欲しいと願います。
私たちにできること、それは微力ですが、自分が平和で幸せになって、それから隣の人、周りの人が幸せになれるよう、お手伝いする、それが少しずつでも広がっていけばいつの日にか世界が平和になるのだと、夢を一緒に語り合っていきたいです。
これからの一年も頑張ります。どうぞ皆さんのお知恵貸してください。

オアシスなべよこ講演会

「家庭の中の危機管理術」


3月30日、鍋横地域センターで、が行われました。講師は、(財)市民防災研究所の池上三喜子氏で、家庭における日頃の備えにより、私達が、災害から如何に身を守るかの術を伝授して頂きました。内容は次ぎのとおり大地震対策にポイントを置いたものでした。
まずは「身を守る」
1、地震措置の3原則
 (1)その場にあった身の安全
   *家を丈夫にする。 昭和56年以前の建物で現在の耐震基準に満たないと思われるものは、区の耐震診断(無料)を受けましょう。危険と診断された場合は、区の助成金を受けて、補強しましょう。  
   *家の中に生存空間をつくる。 家具に転倒防止を付けましょう。
    ・家が丈夫で大地震に耐えても、家具の下敷きで大怪我をしたりします。家具が倒れなければ生存空間が確保できる可能性が高まります。
    ・転倒防止機材は色々ありますが、家具と天井の隙間にダンボールとか靴の空き箱などを詰めても効果があります。
*窓や家具・額縁などのガラス面に飛散防止フィルムを両面にはる。
・ガラスの破片でのケガが多い。フイルムをはって防止しましょう。
*津波災害の場合は、近くのビル・ホテルなどの恒久建物の上階に逃げる。
・津波の速度は時速700Kmにもなります。高台まで距離のある場合は走っても間に合いません。
(2)すばやく火の始末(ガス、電気の防火対策)
  *ガスの元栓を締める。 まず、身の安全を図り、大きい揺れが収まった時に火の始末をします。
    ・震度5以上になると、付属のマイコンメターにより元栓が自動的に締まる。締まったときの復帰方法は、普段練習しておくと良い。
    ・加熱防止装置つきガステーブルや、震度5以上で作動する自動消火装置つきガスストーブを使うと安心できる。
   *電気のブレーカーを落とす。 通電がストップのときは、ブレーカーを落とす。
    ・通電復旧のとき、ブレーカーで電路を遮断しておかないと思わぬ所から電気火災が起こる。避難所などに居て留守時の発生が多い。
    ・震度6以上で自動的に働く優れものの器具もあるが、まだ高価なので設置の義務化は先のことになるでしょう。
   *火が出たらまず消火を。
    ・家庭の消火器は、放射時間は13秒位の物が多いので、適切に使用できるよう日頃から心がけましょう。
    ・「火事だ」と大声で隣近所に知らせて、協力して初期消火に努めましょう。
 (3)隣近所の助け合い(地域力が二次災害を防ぐ) 
    大地震発生直後は、隣近所の救助と消火を行う等、すぐに避難せずに、自分達の地域は自分達で守る事が大切です。近隣同士の連携は、普段から近所付き合いを密にしておくことから生まれる。防災訓練やお祭に参加したり、市民同士で作る趣味グループに入るなどして地域でよく遊ぶ事が大事です。
*家族の安否には、NTTの災害用伝言ダイヤル(171)を利用するとよい。
   *助け合いの例
    ・西宮市の半壊マンション;自治会長が180所帯の名簿を作って持っていた。これにより全員の安否が50分でわかった。
    ・長田区戸崎通2丁目のバケツリレー:災害時に誰かが水槽を見つけ「水だ!」と叫び、つづいて誰かが「バケツをもってこい!」と叫んだら、大勢が集まりバケツリレーで火災を食い止めた。
    ・長田区真野地区の避難所:避難所開設当初の救援物資の配給は、奪い合いとなったが、ただちに、各区割りの協議会を発足させて、救援物資は代表者に渡すことにして配給時の混乱を解消した。
2、非常用備蓄は家、物置、職場、車のトランクなどに分散しておく。
   外出時には、ペットポトルの飲料水や軽食、IDカード(名前、生年月日、住所、電話番号、血液型、緊急連絡先、服用薬、家族の連絡先を記入)を常に持ち歩くことをお勧めします。
   *役に立つグッズ ベスト20(コープこうべ調)
    @懐中電灯 A食料品 Bラップ Cビニール袋 D小型ラジオ Eトイレットペーパー F乾電池 Gウエットテイッシュ H手袋、軍手 I小銭 J使い捨てカイロ Kカセットコンロ L下着 M薬 紙コップ 飲料水 アルミ箔 紙皿 生理用品 帽子
    A非常袋は、地震のゆれで飛ばされないように、ベットの柵等に括りつけて置く。就寝時でも手が届き、懐中電灯などが取り出せる位置がよい。
*ビニール袋の避難生活に役立つ活用
    @給水を受ける時、容器にビニール袋を入れて給水を受け、袋の口を縛ると持ち運びの際に水をこぼさない。 
    A水洗が使用不能となったトイレ便器に大きなゴミ袋をかけ、さらに、新聞紙を敷いた袋をその中に入れて使用し、使用後の袋は消臭材をかけて口を縛り、ゴミ収集時まで置くか、救援物資搬入の帰り車で搬出してもらいます。
   *安全・かんたん「手作りランプ」
     テイッシユペーパーで灯芯を造り、アルミホイルで支えて、コップに入れたサラダオイルに浸して灯火を燈す簡単なものです。
    (これは材料を貰って参加者全員で作ってみました。どの家庭にもある材料で、簡単に作れて十分実用になります。)
以上、 木口

学生ボランティアからの手紙

8月の高齢者ミニデイに2人の福祉を学ぶ専門学校生と3人の女子中学生がボランテイアとして参加しました。寄せられた感想文の一部をご紹介します。
★「初めてのボランティア活動で、緊張しながら会場に向かいました。・・・高齢者の方から引っ張ってもらう形になり緊張が解けて自分が出せるようになりました」(Kさん)★「自分と違う世代との交流は他世代の価値観を知るとともに、自分の価値観を広げてくれます。将来福祉の仕事に就こうと思っている私にとってとてもいい経験になりました」(Sさん)★「この1日でいろいろなことを教えて頂きました。たくさんの人を助けたり、助けられたり。自分でも役に立てるのかと思えて、すごく嬉しく思えました。」(Hさん)★「最後の片づけは、ちゃんと自分の仕事が出来たかな、と思います。『学校の宿題』で今回は参加しましたが、また機会があれば、今度は自分から参加してみようと思いました」(Oさん)
 

17年度総会を終えて 
今年度抱負 知恵を出し合って素敵な町に


 6回目の総会を無事終える事ができました。昨年は地球が壊れそうなぐらい荒れました。台風に地震に津波、
 今年もまだ福岡に地震が起きたり、尼崎のJR事故です。天災に人災、いつ どこで なにが起こるかわからない今日この頃です。被害に遭われた方、事故に巻き込まれた方、心からお悔やみ申し上げます。
 なべよこの地を優しく、少しでも住みやすいまちに、と願いながら、5年間活動してきました。まだまだ微力で本当に助けを必要としている人に届いているか、?マークですが、少しずつオアシスの名前が浸透してきたのではないかと思います。新会員にお聞きすると、皆さん口コミで入られるようです。一人が一人を誘い、手助けできる人が増えることを期待しています。一人でも多くの目で見て、考えて、知恵を出し合えば、私たちの町を私たちの手で素敵な町にできる、と夢見ています。今年がこれ以上荒れないことを願いながら、一人でも多くの人と、夢が見れる様、仲間つくりにご協力ください。(代表・山崎由紀子)

Nくんの送迎

 Nくんの送迎を担当するようになってから早10ヶ月が経とうとしています。子育て経験のない私にとって、小さな子どもと二人きりで過ごすプレッシャーは計り知れないものがありました。今現在は毎回、ワクワクと感動の連続です。

突然手をつないでくれた感動

 憂鬱な雨の日に、うれしそうに長靴で水たまりを踏んで歩く姿や、好きな食べ物は「ドミノピザ!」と
う突然の返事、「ママ大好き?」と聞いたときの満面の笑顔… そして送迎を初めてちょうど半年ほど経ったある日、急に手をつないでくれたときのあの感動は忘れられません。実にそれまで彼の宙に浮いたままの手をどうしようもなく、ただひたすら話しかけながら歩く毎日だったのです。
 そんな私をユーモアたっぷりにあれこれヒントをくれながら指導してくださったのはNくんのおかあさんでした。毎回送迎の後に携帯メールでその日の簡単な報告をするようにしているのですが、その都度近況報告を交えた返信を下さり、次にNくんに会うとき、それをヒントに会話できるようにしてくださるのです。 お母さんのNくんを見る目はご自分で「親ばかです♪」とおっしゃるようにすべてがやさしく暖かで前向きです。

素敵なふれあいを大切な1ページに

このボランティアをとおして、Nくんとのふれあいと言うすてきな体験とともにいつも明るく楽しいお母さんと出会えたことは私の人生にとって大切な一ページになることは間違いありません。これからもお二人とは変わらぬおつきあいをいただき、またこのような体験をもっと多くの人に知ってもらいたく、まずは身近なところから認識を広めていきたいと思っています。

電話相談にみる介護の課題

Case01 いつまで続くのだろうか?

相談 長期化する介護の疲れ
入退院を繰り返す母親の介護を続けて10年になります。夫はまかせてくれますが、帰宅も遅く、具体的な協力はしてくれません。子育て中でもあり、ちほう気味の母親の情緒的な影響が不安です。介護保険でホームヘルプ・サーピスとデイ・サービスを利用しながら、パート勤めをしていますが、更年期にさしかかったせいか、いつまで続くのかわからない介護に疲れてきています。

Case02 感謝の言葉もありません

相談 介護する者への周囲の無理解
「嫁」が介護するのが当然と思われ、仕事を辞めて二世帯住宅で同居する義父母の介護をしてきましたが、最近は買い物なとから戻るとき、玄関の前で立ちすくんでしまうことがあります。夫は理解がありますが、現在、単身赴任中です。義父母は夫の姉妹が訪ねてきたときは上機嫌ですが、「嫁」には命令口調。義姉妹も介護がいたらないと避難めいたことを言います。だれからも感謝の言葉を聞くこともなく、長年、介護してきた自分の人生は何なのだろうと思います。

Case03 職場、家族の理解が得られません

相談 仕事と介護の両立が困難
母娘ふたり暮らしで、働いています。母は昨年、ふとしたはずみで骨折し、家事などを頼むことができなくなりました。ホームヘルプ・サービスを利用していますが、母はストレスがたまるらしく、怒りっぽくなっています。施設に入れることは考えていませんが、職場の上司にも早く帰ると嫌味を言われ、兄からは「お母さんのことはまかせた」と言われ、どこにも相談することができません。

Case04 家で看取ることはできるでしょうか

相談 親の看取りについて、周囲が無関心
80代の父親は末期がんと言われ、入院先からホスピスはどうかと勧められています。夫もきょうだいも関心が低く、相談にのってまれません。入院前は父親と長年同居していましたが、その間もきょうだいは冷淡でした。今後、どうしたらいいのでしょうか。
Case05 きょうだいが協力してくれません

相談 介護に干渉するのに、経済的負担はしない
夫の親を在宅介護していましたが、ちほう症状が激しく、家で看ることがムリになり、ケアマネジャーがすすめてくれたグループホームに入居してもらいました。それまでも経済的な負担をしてくれなかった夫の姉妹が、ひんぱんにホームを訪れ、夫に「おばあちゃんが可哀想だ」と訴えてきます。ホームの費用も、これまでの介護費用も払ったことがなく、介護疲れで心療内科に通院している介護者の気持ちもわかってくれません。再び在宅介護に戻すことはムリだと思いますが、どうしたらいいでしょう。

Case06 ちほうかも知れません

相談 親の言動がおかしい
母親は姉夫婦と同居しています。仲間と遊びに出かけるなど元気な人だつたのですが、最近、会いにいくと、話の辻褄があわないことがあります。姉の話ではおやつなどを手当たり次第、食べてしまうこともあるというのですが、ちほうの始まりでしょうか。姉は違うのではないかと言うのですが、不安です。姉夫婦にまかせているのに、余計な口だしをすることになってしまうのではないかとも思います。

Case07 トイレで失敗します

相談 いろいろ工夫してもうまくいかず、本人もつらそうです
義母と同居していますが、一昨年、脳梗塞で入院し。半身マヒになりました。会話はかろうじて可能で、杖をついて室内を移動しています。デイサービスも利用していますが、最近、トイレで失敗することが多くなり、行きたがりません。リハビリパンツなども利用してみましたが、やはりうまくいきません。本人も情けなく思っているようなのですが、どうしたらいいでしょう。

Case08 遠距離介護

相談 サービスを利用してくれません
両親は他県でふたり暮らしです。共働きのためなかなか訪ねていくことができないでいます。父は昨年、入院し、要介護度1と認定されています。母が世話をしてきたのですが、腰痛に悩まされるようになっているようです。介護保険でホームヘルプ・サービスを利用するよう勧めたこともあるのですが、昔かたぎの父が耳を貸しません。ほかのきょうだいも遠方なので、応援は頼めません。
Case09 施設サービスの利用

相談 入居してもらったが……。
ひとり暮らしをしてきた父親がちほうになり、火の始末なども危うくなってきたので、仕事を辞めて引きとり、在宅介護を続けてきました。入院や老人保健施設に入ったこともありますが、暴言や妄想、暴力などもふるうようになってしまったため、このままでは共倒れになってしまうと思い、特別養護老人ホームに入居してもらいました。ドライブに行こうと嘘をついて連れていったため、後ろめたさが残ります。ときとぎホームに訪ねていますが、相部屋で、職員の人たちも忙しそうで、十分なケアをしてもらえないのではないかと心配です。

Case10 金銭・財産管理

相談 だれが管理したらいいのだろう。
遠縁の女性がひとり暮らしをしてきましたが、そろそろ限界のようです。夫とは死別しており、子どもたちとの連絡も疎遠です。たまたま近くに住んでいることから、ときどき様子を見に行っていますが、物忘れも多く、家のなかも散らかり放題です。土地の権利書や預金通帳の管理など、よくわからないのですが、心配です。今後、どうしたらいいでしょう。

Case11 介護保険サービス・居宅介護支援/ホームヘルプ・サービス

相談 ケアマネジャーが頼りになりません
ふたり暮らしで、夫は在宅酸素を使っています。ホームヘルパーに来てもらっていますが、今までお世話になってきたケアマネジャーが辞めてしまい、新しい人になったのですが、ほとんど連絡をくれません。何人か来てくれるヘルパーのなかに夫と折り合いが悪い人がいるので、替えてもらいたいのですが、相談したら、自分の担当ではないと言われました。

Case12 介護保険サービス・デイサービス/ショートステイ

相談1 利用を申し込んでも、断られます
母親とふたり暮らしで、働いています。歩くことがおぼつかない母はデイサービスを利用しています。友人もでき、楽しそうなのですが、回数を増やしたいと希望しても、満員だと断られます。また、玄関に段差があるので、送迎で玄関まで運ぶのはムリと言われ、仕事をきりあげて帰るようにしているのですが、残業で遅くなるときに延長を頼んだら、自己負担になると言われました。

相談2 いつも満員です
ちほうの父を介護しています。先日、夫婦で葬儀に出ることになり、緊急ショートステイの利用を申し込んだのですが、満員だからと断られました。施設の職員からは、父が薬を飲ませても眠ってくれないと文句も言われています。在宅で介護している者の身になってほしい。
Case13 介護保険サービス・福祉用具/住宅改修

相談 どこに頼んだらいいのでしょう
夫婦ふたり暮らしで過ごしてきましたが、最近、足腰が弱くなっているのを実感しています。手すりをつけるなど、いろいろ便利な道具もあると聞いたのですが、どこにお願いしたらいいのでしょうか。

Case14 介護保険サービス・特別養護老人ホーム

相談 3〜4年待ちと言われています
同居している義父が脳卒中で入院していますが、病院からそろそろ退院をと言われています。家には足の不自由な義母がいて、最近、ほけてきたような感じです。他県の高齢世帯の両親も遠距離介護しており、寝たきりの義父の介護までするのは不可能です。義父には特別養護老人ホームに入ってほしいと思っているのですが、待機者リストに載せたうえ、3〜4年待ちと言われました。本当に困っているのに利用できません。また、将来は義母も同じホームで暮らすことはできないのでしょうか。

Case15 介護保険サービス・老人保健施設

相談 退去するよう言われています
義母はちほう症で現在、老人保健施設に入っています。先日、大声で騒いだため、他の入居者が動揺するので、併設の療養型病床群に移るか、いやなら退去してほしいと言われました。療養型は寝たきりの人たちばかりで入れたくないのですが、どうしたらいいでしょう。夫は交通事故の後遺症で介護が必要な状態で、義母を引き取るのはムリです。

Case16 介護保険サービス・療養型病床群

相談 いつまで入院できるのでしょうか?
夫は療養型病床群に入院していますが、先日、ケアマネジャーから転院を勧められました。いつも利用している老人保健施設に問い合わせてみましたが、満員とのことです。なじみのない施設では本人が不安がると思うし、最近は微熱が続いています。転院しても大丈夫なのか、またいつまでいられるのか、よくわかりません。
解決のヒント

Case01 いつまで続くのだろうか?
相談 長期化する介護の疲れ

Case02 感謝の言葉もありません
相談 介護する者への周囲の無理解

Case05 きょうだいが協力してくれません
相談 介護に干渉するのに、経済的負担はしない

 〔基本〕家族会議

〔介護保険〕ケアマネジャー

〔地域〕居住自治体の家族会(社会福祉協議会・ボランティアセンター)

〔NPO〕
 介護支え合い相談(国際長寿センター)
TEL.0120-070-608(月〜金10:00〜15:00)
FAX.0120-502-588(24時間)
介護者サポートネットワークセンター・アラジン
〒106-0032 東京都港区六本木4-7-14みなとNPOハウス2階
TEL.03-3408-0468(火・水・金 11:00〜17:00) FAX.03-5775-0152
Mail:arajin2001@minos.ocn.ne.jp
育児と介護の両立を考える会
http://www13.plala.or.jp/ikujitokaigo/  Mail:NCB00147@nifty.ne.jp

Case03 職場、家族の理解が得られません
相談 仕事と介護の両立が困難

 〔基本〕家族会議

〔介護保険〕ケアマネジャー

 〔法律〕育児・介護休業法

〔NPO〕
連合     電話相談 TEL.0120-154-052
 東京ユニオン 労働相談 TEL.03-5338-1266

Case04 家で看取ることはできるでしょうか
相談 親の看取りについて、周囲が無関心

 〔基本〕家族会議

〔介護保険〕ケアマネジャー

〔NPO〕
特定非営利活動法人千葉・在宅ケア市民ネットワーク(NPO法人ピュア)
TEL.043-290-3029(火・金13:00〜17:00)
 NPO(特定非営利活動法人)在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク
http://www.home-care.ne.jp/index.html

〔参考図書〕
「『花の谷』の人びと 海辺の町のホスピスのある診療所から」
(土本亜理子著/シービーアール/2000円)
「退院後のがん患者と家族の支援ガイド」
(日本ホスピス・在宅ケア研究会編/プリメド社/ 2940円)


Case06 ちほうかも知れません
相談 親の言動がおかしい

〔介護保険〕在宅介護支援センター ケアマネジャー

〔地域〕保健所・保健センター 自治体介護保険担当課

〔医療保険〕老人性痴呆疾患センター(都道府県)

〔NPO〕
社団法人呆け老人をかかえる家族の会
〒602-8143 京都市上京区堀川丸太町下ル 京都社会福祉会館内
TEL.075-811-8195 FAX.075-811-8188 Mail:office@alzheimer.or.jp
ぼけの電話相談 TEL.0120-294-456
ぼけ老人てれほん相談(東京都支部) TEL.03-5367-2339
  財団法人ぼけ予防協会
ぼけ110番0120-654-874(月・木10:00〜15:00)

〔参考図書〕
「痴呆を生きるということ」(小澤勲著/岩波新書/777円)
「はい、こちら痴呆電話相談です!」
(呆け老人を抱える家族の会愛知県支部編/日本評論社/1400円)
「若年痴ほう患者家族のたたかい」(若年痴呆家族会編/筒井書房/1300円)
Case07 トイレで失敗します
相談 いろいろ工夫してもうまくいかず、本人もつらそうです

〔介護保険〕在宅介護支援センター ケアマネジャー

〔地域〕保健所 自治体介護保険担当課

〔NPO〕
日本コンチネンス協会 http://www.jcas.or.jp/tel_cli.htm
排泄に関する相談窓口
 TEL.03-3301-0725(月〜金10:00〜16:00) FAX.0761-23-7307(24時間)
排泄用具の情報館むつき庵 http://www.mutsukian.com/
〒602-8123 京都市上京区下立売通黒門西入橋西2丁目648
TEL.075-803-1122 FAX.075-803-1123 Mail:info@mutsukian.com
排泄総合サイト(まるナビ) http://www.haisetsu.co.jp/

Case08 遠距離介護
相談 サービスを利用してくれません

〔介護保険〕在宅介護支援センター ケアマネジャー

〔地域〕保健所 自治体介護保険担当課 民生委員

〔NPO〕
離れて暮らす親のケアを考える会パオッコ http://homepage1.nifty.com/paokko/

〔参考図書〕
「遠距離介護」(太田差恵子著/岩波ブックレット/504円)
「遠距離介護デビュー応援ブック」(太田差恵子著/北斗出版/1785円)

Case09 施設サービスの利用
相談 入居してもらったが……。

〔介護保険〕事業所の苦情相談窓口 介護相談員

〔地域〕自治体介護保険担当課 家族会

〔NPO〕
 介護支え合い相談(国際長寿センター)
TEL.0120-070-608(月〜金10:00〜15:00)
FAX.0120-502-588(24時間)

Case10 金銭・財産管理
相談 だれが管理したらいいのだろう。

〔介護保険〕ケアマネジャー

〔地域〕社会福祉協議会(地域権利擁護事業) 家庭裁判所

〔NPO〕
社団法人成年後見センター リーガルサポート
東京支部 〒160-0003 新宿区本塩町9番地3司法書士会館2F TEL.03-3353-8191
東京弁護士会高齢者・障害者総合支援センター「オアシス」
東京都千代田区霞が関1-1-3 弁護士会館1階  法律相談センター総合受付
TEL.03-3581-2626

〔参考図書〕
「家族のための老いじたくと財産管理」(中山二基子著/講談社+α新書/819円)
「老いじたくは『財産管理』から 二世帯住宅・熟年離婚・相続のトラブル回避法」
(中山二基子著/文春文庫/530円)

Case11 介護保険サービス・居宅介護支援/ホームヘルプ・サービス
相談 ケアマネジャーが頼りになりません

〔介護保険〕
居宅介護支援事業所/訪問介護事業所の苦情相談担当(窓口)

 東京都国民健康保険団体連合会
介護サービス苦情相談窓口(介護保険部相談指導課相談窓口担当/電話・来所・文書に対応)
TEL.03-5326-0878(月〜金9:00〜17:00)
平成15年度「東京都における介護サービスの苦情相談白書」

〔地域〕自治体介護保険担当課 自治体福祉オンブズマン(苦情解決サービス委員会など)

〔都道府県〕東京都社会福祉協議会運営適正化委員会

Case12 介護保険サービス・デイサービス/ショートステイ
相談1 利用を申し込んでも、断られます

〔介護保険〕
在宅介護支援センター ケアマネジャー 自治体介護保険担当課
 東京都国民健康保険団体連合会介護サービス苦情相談窓口

Case13 介護保険サービス・福祉用具/住宅改修
相談 どこに頼んだらいいのでしょう

〔介護保険〕
在宅介護支援センター ケアマネジャー
福祉用具専門相談員/住宅改修アドバイザー

〔地域〕
 福祉ショップ 福祉住環境コーディネーター

〔NPO〕
特定非営利活動法人高齢社会の住まいをつくる会(バリアフリー住宅設計実務者ネット)
http://www.kourei-sumai.com/index.htm
インターネット相談室 Mail:info@kourei-sumai.com

〔参考図書〕
「福祉用具Q&A」(財団法人テクノエイド協会/1500円 Mail:soumu@techno-aids.or.jp)
「介護保険で住宅改修 20万円の有効な利用方法」(西村伸介著/東京法令出版/1260円)


Case14 介護保険サービス・特別養護老人ホーム
相談 3〜4年待ちと言われています

〔介護保険〕
自治体介護保険担当課 ケアマネジャー
 東京都国民健康保険団体連合会介護サービス苦情相談窓口

Case15 介護保険サービス・老人保健施設
相談 退去するよう言われています

Case16 介護保険サービス・療養型病床群
相談 いつまで入院できるのでしょうか?

〔介護保険〕
施設苦情相談担当窓口
自治体介護保険担当課 ケアマネジャー
 東京都国民健康保険団体連合会介護サービス苦情相談窓口

「こどもに起きやすい事故とその予防」
講師;日本赤十字社指導員 岩城 隆一氏

事故を未然に防ぐには?
 応急処置は?

 11月9日の親子ミニディは、日赤から指導員を派遣して頂き、「こどもに起きやすい事故とその予防」についての講習会です。こどもの事故を未然に防ぐには、周囲の人々がどのようなことに注意をすればよいか、また、起きた場合の応急処置はいかにすべきかを学びました。
 日本の幼児の死亡率はニュージランドに続いて世界第2位と聞いて驚きました。 起きやすい事故の種類として次のものが挙げられました。
〇家庭内に於いて
 風呂場、トイレ、洗濯機などの溺水事故と、窓や高いところからの転落,
・感電などの電気機器による事故。
・熱傷などの熱湯に触れたり、かぶってしまう事故。
・ドアに挟む、テーブルの角に当てる、刃物に触れた事故。
・パチンコ玉、コンタクトレンズ、口紅、ボタン型電池の誤飲。ピーナッツ、いくらの誤燕による窒息。
〇戸外に於いて
・交通事故;路上で遊び、車の死角にもぐり込む、ドアを開けて車から転落、道路での飛び出し。
・車内;夏の駐車場での車内温度の上昇。
 幼児の身体的特徴を理解する。(浴槽、トイレ、洗濯機,階段など、頭でっかちなので頭部から落ちやすい。自分で起きあがれなくる。)
・子どもの体の発達段階に応じた対応をする。
・運動機能が未発達(階段から、ベランダから転落。高いところに登り転落等。)
 講義の後、用意してきた大型ハンカチとパンストを使用した外傷の手当てをモデルに実施して学習したのち、参加者が二人一組になってお互いに実施してみました。応急の手当てで、清潔なガーゼがないときは、ハンカチをライターであぶって殺菌して止血面に当てるのが良いそうです。
 誤飲の場合、中毒事故を引き起こす科学物質があるので、焦らずに、子どもの年令、体重、飲んだものの正確な名称、量などを「中毒110番」に電話をして指示を受けましょう。
(財)日本中毒情報センター 中毒110番
大 阪;0990-50-2499(24時間、年中無休)
つくば;0990-529899(毎日9時から17時、(12/31から1/3を除く)
東京消防庁;テレホンサービス 03212-2323       (協力会員・木口弘)

 

オアシスの皆さんありがとう!障害児の送迎ボランティアに感謝
     寄稿= 高橋忍子さん

子育て支援はオアシスの大きな柱のひとつ。中でも障害児を持つ家庭を支援することも多くなりました。そんな利用会員のおひとり、高橋さんからのお便りを紹介します。

ひまわり学級と学童保育間の送迎

 息子水貴は、桃園小学校のひまわり学級に通っている6年生の男の子です。知的に遅れがあるため、地元の学校ではなく、桃園小学校まで来ています。
 そんな同じように知的に遅れを持つ仲間が1年生から6年生まで、男子と女子で今年は19人います。
 近くて一人通学ができる子もいますが、一人では学校まで行けなくて、親と一緒に、と言う子もいます。学校が終わって、帰るときもやはり、一人で帰れない子もいます。 親が迎えに行きますが、働いているため迎えに行けない親たちがどうしても出てきてしまいます。
 

ボランティアを見つける のが本当に大変

そんな親たちに代わり、迎えを請け負ってくださるのが、オアシスなべよこの皆さんです。この迎えのボランティアさんを見つけるのが本当に大変で、働く親たちの悩みの種になっていました。
 一週間をボランティアさんで埋めるのはとても大変です。私たち親子も、どうしよう、困った! と思ってるときにオアシスを知り、電話をしてみました。
「探してみますので、お待ちください」
とのことでした。どうなるかな、と心配しながら、何日か待っていました。「見つかりました」
の電話があり、金曜日に桃園小まで迎えに行ってもらい、家のそばの学童まで連れて行ってもらうことが可能になり、ホッとしたことを今でも覚えています。

 オアシス協力会員の  心意気に感謝

雨の日も暑い日も、そして寒いときでも迎えに行き、学童まで送り届けてくれます。
 最近は働く母が多いのは、障害児をもっていても同じです。働く母の強い味方! そして、障害児にも誠意ある対応で接していただき、オアシスなべよこの皆さんには感謝の念でいっぱいです。
 私たち親子だけでなく、新しくひまわり学級に入る人達にも紹介していますが、その人たちにも、しばらくすると見つけてくださり、親は安心して仕事ができるようになります。
 何人もの親子がお世話になるようになり、それぞれが信頼関係を結べるようになっているようです。
 そんな思いの中で、去年ひまわり学級は50周年を迎えました。当日は式典祝賀会などがあり、一日中学校で過ごすという日がありまして、子どもたちが休んでいる時をひまわりの教室で見ていただくという役割をオアシスの方々にも手伝っていただきました。
 いろいろな子どもがいるので大変なこともあったと思いますが、引き受けてくださった心意気に深く感謝申し上げます。

まず障害児に馴れてみて…

これからも利用会員は増えていくと思うので、その心意気で、ひまわり学級の子どもたちと接していってくださいね。そして障害児は不慣れだし、ちょっと・・・とお考えの方はまず知ってみてください。馴れてみてください。一人ひとりの違いと同じだと気づかれることと思います。私たち親も、我が子が障害児なんだと 気づいたときは、不馴れそのもの、とまどい、落胆、いろいろな思いがめぐりましたが、やがて家族になっていくんですね。
 最後に、ひとりでも多くの方が、ボランティアさんになってくださるのを待っています。

講演会・大逆転の痴呆ケア
講師・和田行男氏((株)ダイキンゼルヘルプ

  

講師は痴呆症状のある老人のグループホームで従来の痴呆介護を否定し、支援のあり方に新機軸を設立した和田行男氏です。会場は超満員の盛況でした。
 はじめに、講師から「まだ見ぬ介護者へ」のメッセージが朗読されました。「私はすべてを失ったわけではありません----」から始まるメッセージは、痴呆状態にある老人の心の叫びを如実に語っています。続いて、講師の手掛けていた「グループホームこもれび」のビデオを観ました。そこには拘束を受けない老人達が、住宅地の普通の民家で伸び伸びと生活している姿がありました。 
 痴呆老人と呼ぶのは、差別、偏見に満ちています。今日からは安直に痴呆と言わないで下さい。 僕は、痴呆の状態にある老人を親しみを込めて婆さんと呼びます。これには爺さんも含みます。 婆さんの症状は、一番身近にいる信頼できる人に出る。嫁が食事をくれない、財布をとられた、とか云われた時は、信頼されたと思っていいのです。
 痴呆は、何もかも出来なくなる訳ではない、出来ないような環境を作ると本当に出来なくなる。嫁さんがあまり動いてくれると、やらなくてますます出来なくなる。やがて病気で痴呆になるとどんどん出来なくなる。ベットにいる婆さんがアイスが食べたいと言うと、多くはアイスを買ってきて与えるが、僕は、どうしたらベットのままスーパーに行って買えるかを考える。自分が生きている実感は、自分の事は自分でやって初めて実感できるのだから、自分の事は、どうやって自分でするように繋げるかを考える。
 中野区でも街中に痴呆状態の人達が共同で生活をするグループホームが出来ます。住み慣れた街をステージにして、当たり前のように生きていける、それを支援する人達がいる、素晴らしいことです。痴呆になったからと言って動物園のように保護され、守られて、決められた中で生きる、こんな事をしなくても、結構我がままに、結構すき放題に生きていける、そういうときがやっと来ました。どうか、しっかり応援して、動物園型になっていないか監視して下さい。
 これはお願いですが、街の中を歩いていて、何かおかしいと思ったら声を掛けてあげて下さい。 おわりに、社会福祉法・介護保険法の基本方針「その者が有する能力に応じ、自立した日常生活が営まれることができるように支援しなさい」とある。僕らが支援というのは、痴呆になろうが、身体に障害をもとうが、一般的な日本人が生きている姿を維持できるようにしなさい、と言うことでこれは素晴らしい哲学です。(記録 木口)
(もっと詳しい記録を読みたい方は木口さんまで)

介護講習会を開催 
身体を楽に移動させる方法を学ぶ

 9月18日に行われた研修会は、地域の方々にも公開して「日常生活における介護の実際」のテーマでの講習会になりました。会場は、午前中の高齢者ミニディに引き続いて地域センター2階の会場に設営しました。指導員は、日本赤十字東京都支部派遣の喜多村、岡野さんの二方です。

はじめに、寝たきりの三大原因(1、脳卒中、2、老衰、3骨折)、長野県から始まったPPK運動の話を聞いた後に、介護の基本技術である「からだの移動介助の実技指導に入りました。まず、起きるための準備運動として、次の事項を実技で解説されました。
 
1首を立てたり、伸ばしたりする。2膝を曲げたり、伸ばしたりする。3両膝を曲げて左右に倒す。4膝を曲げて足の裏を踏み5足を30度位い上げる。6腕を天井に向けて上げ、左右に回す。7両肘をついて後頭部を押し付け、肩と胸を上げる(起き上がる動作に必要)ようにして腰を上げる。8首を左右に回す。9両肘をつけて腰を曲げ頭を枕から上げる。10腹ばいになり、肘をつき手の平を下にし(大腿足頭筋の訓練)て頭を上げる。

これらの運動を1回に1〜2分間、できれば毎日5〜6回することが望ましいとのことでした。 
 つぎに、片麻痺の場合を想定し、ベットの上から起こす模範実技を受けたあと、2組に分かれ、交代にモデルになって指導員が付きりで実技の練習をしましたが、なかなかコツを習得するのは難しいものです。要点はつぎの事柄のようです。

1むやみに手を出さず、出来ないところに手を貸す。(自立への援助)2これからする動作を相手に具体的に知らせる。3安全を確保するため、介助動作の途中で手を離さない。4相手の動きをうまく利用する。
5介助者の重心が相手に近づくほど、介助者の負担は軽くなる。6相手の患側は、できるだけ上側にする。
このあと、短時間でしたが車椅子に乗せる実技をして終了となりましたが、実技は聴いた知識だけでは出来ないことをあらためて実感させられました。(木口弘)

会員のスキルアップのために・普通救命講座を受講

6月19日午後、オアシスから8名参加して、中野消防署で「普通救命講座」を受講しました。
 内容は
○救命の目的
○止血の方法
○異物の除去方法
○心肺蘇生法
○質疑応答など
です。
 心肺蘇生法は「周囲の安全確認」「観察」「気道確保」「人工呼吸」「心臓マッサージ」と一連の流れで、一人ずつやりました。
 実際やってみると緊張して、順番が逆になったり、息がちゃんと吹き込めていなかったりと、とても大変でした。
 また大人と子どもでは、力の入れ具合、やり方も違ってきます。
 実際、救急手当がやれるまでには、相当の訓練が必要と感じました。(隊員の方はその点さすがです)
 救急時には、あわてず、機転を利かせて、自分でできる応急手当をしたら「119番」しましょう。
 そしてこのような講習の機会があったらぜひ、オアシスの皆さんも参加して欲しいと思いました。(大塚照子)

講演会から
「痴呆老人の接し方」
講演・高橋正雄氏・筑波大学教授

 3月10日、鍋横地域センターで、オアシスなべよこ主催の介護講習会「痴呆老人の接し方」が行われました。
 会場は満席となり、補助椅子を持ち込むほどでした。
 内容は概ね次のようなお話しでした。
@痴呆を理解する上で大事な3つのポイント
●病的な状態
 年をとれば呆けるということではなく、痴呆というのは病的な状態を言い、65歳で95%の人は痴呆になっていません。
●物忘れ
 痴呆で一番目立つのが物忘れです。特に新しくものを覚え込むと言うことが苦手なようです。
●正常性
 痴呆老人といっても、正常な部分が残っています。このことを知ることで、介護のストレスも大分少なくなります。
A困ったときの具体的な対応
●食事がまだ、といわれたとき
 食事をしたことをすぐ忘れるのも痴呆老人の特徴です。そんな時は「今作ります」と言って時間をおいてみると、もう忘れている。忘れることを上手に利用するとよい。
●家に帰るという
 これも忘れることを利用して、一緒に少し歩いて「帰ったよ」と家に戻る。
●「幻視」怖いものがいると怯える
 物陰に避難させ、もう追い払ったと安心させる。
●物が盗られたと騒ぐ
 妄想から物が盗られたと思いこむ。本人と一緒にさがして、本人に見つけてもらい、「よかったよかった」と一緒に喜ぶと状態がよくなる。
B高齢者の「うつ」
痴呆と並んで大きな問題として注目されています。うつ病は診断がつけば治しやすいが、痴呆と思いこんでほおっておくと大事になります。痴呆の初期にはうつ病を併発することもあるので症状が見えたら専門家に相談することも必要です。   (まとめ・木口弘)

難病との共生
「パーキンソン病は運命」と開き直って
      利用会員・楠 昭

立春の朝6時、蚕糸の森公園はまだ暗い。池では鴨20羽ぐらいが寒いのか身を寄せ合っている。池の底には、かすかに黄色い線が2本3本と認められるが動かない。緋鯉か。
 公園では顔なじみの人々と出会う。「おはようございます」と大声の挨拶が交わされる。名前も、住所も、知らない、同好の仲間というところか。犬を連れた人もいる。公園を出ると、東の空が白ばみ、やがて茜色に変わる。夜明けだ。早咲きの白梅が迎えてく
れる。
 私は、難病「パーキンソン病」を患って15年。正月を迎えるたびに、今年は病気が進み、または転んで寝込むのでは? などと不安に駆られながら生きてきた。
 朝目覚めると、ベッドから這いだし、手足に異常がないことを確かめるとすぐ家を飛び出し、蚕糸の森へ向かう。といっても、着替えに40分、洗顔に15分ぐらいも掛かるのだが。
 私はこの罹病を運命と位置づけて開き直り、リハビリの一環として歩いている。

オアシスなべよこ講演会:三好良子先生の講演
「人とひとをつなぐ、地域の中のおもてなし、心配り、気配り」


 本年度は三好良子先生の講演会です。三好先生は、区のことぶき大学の講師を数年間つとめ、オアシスも3月に親子ミニディにお願いして、先生のお話は聞くだけで元気になることで夙に有名ですが、今日の出席者32名も大いにパワーを頂きました。
ホスピタリティー(おもてなし)
 人と人をつなぐときに相手に心配りをするとか、気配りをするとか、相手の関心に関心を持つというのが、「おもてなしの心」といわれて、学校も企業も福祉も地域にも実に大切な言葉で、これをホスピタリティーという。19世紀ヨーロッパのカトリックの聖地巡礼、これを支援したのがホスピタリティーのはじまりです。旅人の食のためだけに作物を提供する歓待制度があり、宿も提供した。ホステル・ホテル・ホスト・ホステスという言葉もすべてこのホスピタリティーから生まれました。
 おもてなしでは、私が好きでなく、相手の要望に合わせて提供する。でも、あなたのためにと押し付けることが多いい、いろんな人との関わり方、向き合い方は、その人との距離感を感じ取り、相手の要望を知ることがホスピタリティーで、いまの時代に一番大事です。
 ホスピタリティーは、お金と交換するサービスとは違い、払おうが払うまいが、年上、年下だろうが、尊敬できようができまいが、私が今できることを精一杯にっこり笑いながらできれば、これがホスピタリティーです。相互依存、相互理解が交換できることが、地域と地域の人のつながりです。
人間関係・人と人とのつながり
 人と人が出会ったときアイスビルトしたという。氷のような冷たい空気が生まれる。初めて出会った人など、どんな人かなと思う。アイスブレイク(氷を解かす)ということが必要です。人と人が出会ったら我が子でも距離感がある、その出来上がった距離感を解かしていますか?これが私たちの大きな問題です。
 人とのつながりは無言状態でやっていると、自分からきっているかも知れない。こちらから話かけないと向こうも扉を開かない。お話をすると表情がくずれる。自分の自然の笑顔が人をつなげるし、ニッコリ笑った方が人が付いてくるかも知れない。人と人が出会ったとき、より楽しくするために相手を見るとか、コミュニケーションを交わすとか、工夫とチエックがとても大事かなという気がします。
 人間関係を針ねずみに例えると、あまり近くに寄り過ぎるとお互いに傷つき血が出る、離れすぎると寂しいし、むなしい。人の温もりを感じる程度で血を出し合わない、そのような関係が、親しい仲にも礼儀ありの関係で難しいものがあります。
質問に答えて(他人には優しくできるが、家族にはきつくなる自分を責めてしまう)  
 パーソナリティ(人格)の語源は、仮面ということです。私たちは皆、仮面を付け替えながら生きている。変わってもよい、変わらなければ人間やっていけない、これが大前提です。外の私と、内の私と変わっていても、それは二つの仮面をもっているのではなく、何百もの仮面をもっている、だから変わっている私なのだ、が大前提でOKなどでしようか。
 人間関係学のなかの言葉で、「過去と他人は変えられない」という言葉がある。過去の逆説は未来、自分の逆説は他人、他人の逆説は自分ですから、過去と他人は変えられない。でも、未来と私は今からでも変えられる、というのが人間関係学という学問です。我が子、親しい友人から自分への注文を取るコミュニケーションから初めてみませんか。

なべよこ地区まつり・作品展で模擬店
メニューは炊き込みご飯・豚汁とお汁粉

 11月4日鍋横地域まつり・作品展に、例年の通り模擬店を出店しました。
 メニューは好評の炊き込みご飯・豚汁の軽食セットと特製お汁粉。
 ベテラン主婦の集まりでもあるオアシスは調理・配膳はお手の物。
忙しかったけど。楽しかった秋の1日でした。

中村診療所「木曽路ふれあいの旅」に参加して
オアシスから3人が介護者として参加

 中村診療所のふれあいの旅に介助の一員として初めて参加させていただきました。
 夜来の雨も出発間際にあがり、先生はじめ、スタッフ、ボランティア、利用者
あわせて38名で晩秋の木曽妻籠宿への旅でした。
 車窓からの紅葉の美しさ、右に左に変わる流れの清らかさに目を奪われながら、盛りだくさんの行程をこなし宿に着きました。
 宿での夕食の折り、先生はじめスタッフ、利用者一体となっての演芸大会には
歌あり、おどりあり紙芝居まで登場して、利用者の方たちの「これが楽しみなん
だよ」の一言に中村診療所 の心意気が感じられました。
 三日目のリンゴ狩りは車いすの方たちも自分の手でリンゴをもぎ取り秋の収穫を実感しました。
 初めは自信のない私でしたが、人生の先輩の方たちの夢の後押しでもできれば、と思い参加致しましたが、利用者の方たちの「ありがとう」の一言に支えられて頑張ることができました。
 次にはもっと若い方たちにバトンタッチをして、楽しみながら経験していただけたら、もっともっとこの旅行も意義のあるふれあいの旅になると思いました。       (小原 洋)

会員研修から

うちの子よその子みんな一緒に育てちゃお!

 6月11日、元さくら館館長の渡辺美恵子氏を講師に、今年度第1回の会員研修がひらかれました。
1,支援という言葉の落とし穴
「やってあげる」という気持ちがあると相手にお礼を要求する気持ちが起きる。相手も押しつけがましさを感じたり、引け目を感じたりすることになる。そうすると双方に重い関係ができて、必ずぎくしゃくしてくる。このようなことに気づいたら、支援者の方が先に関係の修復をしないと、タダのお節介おばさんになってしまう。
2,星の数ほどある親のニーズ
 たとえ、わがままに見えても、その人の真剣なニーズで、間違った要求というのはない。まず、1回は受け止めて、なぜそんな気持ちになったのかを考えてみましょう
3,支援者の役割は親にとって気軽な話し相手
 毎日の挨拶など、気軽な声かけが町の雰囲気を作る。子育て支援はまちづくりの一環で、親切おばさん、お節介おばさんが町の中に溢れると町はゲンキになる。
4,子どもには代弁者としての大人が必要 
子どもは社会のひずみをもろに受ける。子どもには代弁者としての大人が必要で、子どもが出した声を大きく拡声して施策に繋げることが大切。
 子育て支援には民間だからできる、ということもある。機動性、柔軟性、即効性などがそれ。まずやってみて、その成果をみんなのものにする。オアシスの活動も広報を活発にして、中身を地域全体に拡げていくことが大切と思う。(木口弘)
(記録は連絡室にあります。必要な方はお申し出を。)

オアシスのパソコン教室開催

初めての挑戦組やら、
 もっと上手くなりたい人など

 今回、ニューメディア開発協会の助成を受けて、パソコンを購入し、同時になるべく多くの人にパソコンを使っていただきたいとのことで、パソコン教室を開催しました。 全く初めての人、もっと使いこなしたい人の2組に分け16人が熱心に取り組みました。その中のお一人に「パソコン挑戦記」を書いていただきました。
みんな真剣です。
 毎日が新鮮な体験パソコン教室に参加して    小原 洋
 
 2月4日から6回にわたって、生まれて始めて、本町4丁目にあるTERAKOYAパソコンスクールで行われた講習会に参加させていただいた。世の中IT時代といわれて久しいのに、私には関係ないとばかり思っていたが、いざ始めて見ると、何と毎日が新鮮で、指一本一本の動かし方、マウスのさわり方、画面が出てきたときの感動! 文字を入力できたときの楽しさ!
 年だからなんて引っ込み思案になんかなっていられない。次には何を教えてもらえるのかと待ち遠しい気持ちになっている自分に気がつきました。
 一日2時間で6日間は私にはちょうどよい時間、飽きることもなく、瞬く間にすぎてしまいました。
 本当に楽しい経験でした。この講習を通じて若い方たちともお近づきになれたし、先生のご指導のおかげでITのサワリだけでも理解できました。これからも出来るだけ挑戦して前向きに頑張っていこうと思います。


パソコンやってみてよかったわ!

講座 老いて生きるということ

講師・西口弘氏(東京家政学院大学助教授)

講師は、東京家政学院大学の西口先生で、高齢者などの福祉関係に長らく関わってきた方です。講演会の前に講師の推薦されたビデオ、山田太一作(1982年)の「ながらえば」を見ることがセットされていました。
 このドラマのストーリーは病んだ老妻を病院に残した老人が家族とともに転居先に移る所から始まり、笠智衆の演ずる老人の夫婦愛に観客は思わず涙してしまう作品でしたが、このドラマが制作されて20年を経て、急速に進んだ高齢社会となり、核家族化して、老人の独居・二人所帯が増加している現状から見ると、このドラマの主人公はまだいくらかの救いがあったと思われます。自分自身も後期高齢者のお仲間に入っても夫婦で健康です。まだ「ながらえた」という実感はないが、どちらかが病んで老老介護となること、または一方が欠けて独居老人となることなどを考えると、老いて生きると言うことの大変さが思いやられます。
 講演でははじめに現在の高齢者社会の状況、現状の在宅福祉の限界から、政策転換のうねりが生じ、今の福祉政策のあり方を根本的に見直して、家族単位とした社会から個人を単位とした社会への方向転換が模索され始めているとのことです。
 講師の挙げられた今求められていることは、
@老いて誰と住むのか。独居か、家族と一緒かと言うことだけでなく、もっと選択肢を広げる必要性。それによって地域で暮らしていく方向も見つけられるだろう。
A老いて何処に住むのか。施設か、在宅か、ではなく、その中間の施設が地域の中で一貫したネットワークとして作ることはできないか。B老いてどのように住むのか。自立か、依存かと言うことではなく、ある時は人に頼りながら自立していくことだってあり得る。
 これらのことをどのように具体的な政策に反映させていけるか、そしてそのためのデリバリーシステムとしての社会福祉の保険、医療福祉システムをどのようにしていくかが大きな課題だと思うとのことでした。
 終わりにじめじめした和から自立した大人の連帯へどのように流れを変えていくか、個をどう捉え直していくか、という模索の中で、自立した個と連帯した和をどのように創っていけるかが21世紀当初の大きな課題ではないか、というお話でした。
 地域の中に支え合いのネットワーク作りを目標としているオアシスなべよこの会員にとってはさらに展望の開けた講義でした。
   (木口弘)

なるほど納得介護講座に参加して

 10月4日桃園地域センターでの介護講座にオアシスから6名参加しました。講師は筑波大学の高橋正雄氏。その概略を皆様にも紹介します。
1異質性と正常性
 痴呆老人のもっとも大事なポイントとしてどの「異質性」をどう理解し、「正常性」をどう評価するかにある。「異質性」では記憶障害が一番目立つ。昨今のことは忘れて過去の世界に戻り、時間が断片化して、連続性が保てない。瞬間の世界に生きるから、くどく同じことを繰り返す。又、全体を丸ごと忘れて、忘れたという認識がない。そして単なる物忘れでなく、妄想・幻覚が出てその他の症状と合併し、要介護の状態となる。
 このように正常ではない、のだから、普通の対応ではいけないわけである。
 一方「正常性」は自分に何が起こったかわからないまま、不安や困惑、孤独や寂しさを抱えている。架空の世界に生きて、現実でないことを信じ、自分を慰めている。その反面何か役に立ちたいと思い、お金、健康、家族のことを心配したり、感謝もしているのである。
2困ったときは
●何度も食事をほしがる
 忘れることを上手に利用する。今作ります、といって時間をおき、様子を見る。
●「家に帰りたい」という。
ちょっと一緒に歩いて、元に戻る。または「今日は遅いから明日にしましょう」などと慰める。
●物が盗られた
 妄想から盗られた、と思い込み、常時近くにいる人を疑う。この場合は一緒に探して、本人に見つけてもらう。
 深刻な内容ですが、講師の巧みなお話に笑いの絶えない講座になりました。(木口弘)

なべよこ夏まつりに参加
模擬店とバザーで大忙し

 8月4、5日、鍋横商店街の夏まつりに参加しました。
 資金もほしいけれど、それよりも地域の行事に参加することが大切、というのがみんなの一致した意見でした。
 模擬店はあまり儲かりそうもないけど、無理しなくてもできること、ということで、ビール、ジュース、など飲み物を売ることに。
 バザーは、去年のように不用品の提供をお願いしました。
 バザー用品の提供には会員以外からも協力があり、特に、ことぶき鍋横会、武井佐吉様にはお世話になりました。そして暑い中を売り子としてがんばった皆様ご苦労様でした。
 収益は約13万円。有益な使い道を考えていきましょう。
 バザー体験記を石井さんに書いていただきました。

楽しみながら役に立てるのは最高!
協力会員・石井初枝

久しぶりのバザー開催にワクワクしました。地域センターの会議室にはダンボール箱に10個ほどの品物が集まりました。古着、食器、雑貨、本、バッグ、靴、手作りの小物等々。
 ああだ、こうだ言いながら値札を付けていくのも楽しいものです。私は足が悪いので、力仕事がお手伝いできませんでした。
 私の販売担当は二日目の午後でした。良いものから売れていってしまうので、残り物の売れ行きが不安でしたが、何とか売り払い、残りはダンボール箱僅か2個分くらい。
 とにかくご無沙汰していた友人や近隣からの差し入れがあったり、ささやかな国際交流もあったりで、楽しみながら少しでも役に立てるのは最高です。
 新しい人との出会いも、古い友人も、両方とも大切にしていきたい欲張りな私です。だからこれからも「オアシス」でがんばってみようと思っています。「人との出会いを大切にするオアシス」が文字どうり、皆のオアシスとなりますように。

しそジュースの作り方 とっても好評でしたよ!しかも簡単!

 模擬店で好評だったしそジュースの作り方を山崎代表に教えて貰いました。
材料・(1リットルの場合)
青ジソ80枚、赤ジソ5枚砂糖500g、クエン酸1さじ
作り方
@水1リットルを湧かして青ジソ、赤ジソを入れ、10分ほど煮る。
A@をざるなどで漉して、ボウルに移す。薄く色の付いた煮汁になっている。
B熱いうちに砂糖を加え、よく冷やす。
Cクエン酸を加える。するとシソの煮汁がきれいなピンク色に変わる。青ジソが多いと香が強くなり、赤ジソが多いと赤みが濃くなる。


オアシスなべよこの研修会から

ボランテイア活動のあり方・・・オアシスの発足に当たって


ボランティア活動は
 忍耐強く地道に取り組む


10月3日、かねてから計画していた研修会が実施されました。
 第1回は、中野区ボランティアセンターの木内所長に講師を依頼して、ボランティアコーディネーターについてのお話を伺いました。
 まず、ボランティア活動の基本的な問題から入って、グループにおいて一番重要な役目がコーディネーターであること、この役目には、向いている人と、不向きな人があり、求められる資質としては自己を覚知して、傾聴のできる人で、感情的になったり、同情したり、自分の価値観を押しつける人はいけないとのことでありました。傾聴(よき聞き手)↓課題の発見↓調整〔社会資質の運用)↓実態調査(家庭訪問)↓実施 ↓ 評価とまとめがひとつの流れになるということ、また、協力会員と利用会員の育成を図り、私たちのオアシスが単なる人材派遣業ではなく、地域で助け合いの輪を広げるのが目的であることを広く理解してもらうことが必要とのことでありました。終わって参加者13名、どうしようと思いながらも、忍耐強く地道に取り組むことが大切と、活発な質疑応答が行われていました。


介護保険や行政サービスの
仕組みを知って活動


11月30日に第2回のボランテイア研修が実施されました。講師は前回に引き続いてボランティアセンターの木内所長です。今回は「ボランテイアの基本的事項」「「日本の社会福祉のながれ」「無償の活動と有償の活動」についてお話を伺いました。概要は次のとおりです。
1、ボランティアの4原則
 基本的な4つの原則「自主性・主体性 」「無償制・無給性」「社会性・連帯性」「先駆性・創造性・開拓性」がある。
2、日本の社会福祉の流れとオアシス
 従来の福祉六法の時代から新しい介護保健法、社会福祉法の施行によって「措置」から「契約選択」の時代に変革を遂げたこと。
 行政のサービスとボランティア活動の違いは行政が常に公平性・平等性を求められるので、迅速な対応が難しい。そこでオアシスが緊急な要請に柔軟な対応ができるかどうか、年会費をもらっていることをどう位置づけるか、などの問題点の指摘がありました。特に頻度が高く先の見通しの立たない継続的な活動は一団体では重荷になるので、早めに他の社会資本と提携して分担してもらうことを考える方がいい。無理をすると疲労して、組織が動かなくなるという指摘にはなるほどと思いました。
 私たちも、介護保険や行政のサービスの仕組みを知っておく必要があるということでした。
3、有償と無償
 オアシスは、わずかでもお金が介在することによって気兼ねなく頼める、ということから、有償のボランティアとして発足しましたが、会の主旨を十分理解してもらわないと安いお手伝いさんとして使われてしまうこともあり得る。従って、入会にあたっては、会の主旨を十分理解してもらい、そうでない場合は断る。そうしないと協力会員がつぶれてしまう。
 以上が概略ですが、オアシスとして講義内容を咀嚼して利用させていただき、確たる理念を持って会を発展させていきたいという思いが湧いてきました。



        
総会に引き続いて第4回の研修会が開かれた。講師は前回と同様地域福祉課長に転出された木内氏で、主として介護保険と在宅介護についてお話を伺った。
 木内氏はオアシス発足からずっと見守ってくださっているので、オアシス初年度の感想として「現実に即した規約の改正や、新たに作った「協力会員の心得」を見て、オアシスは育っているなと感じました。」とのこと。
 介護保険が発足してまだ、見直しの必要などが論じられているが、中野区で、要介護認定を受けている人が約6千人、そのうちサービスを受けている人が半分くらい。要介護の認定を受けた高齢者の内、3年以上寝たきりが全体の53%、約4分の3が1年以上の寝たきり。寝たきりになると介護者の負担が入浴・食事・排泄などで大きくなり、精神的肉体的負担からストレスが大きい。
 特に介護の問題は女性の問題とも言われ、介護者の
85%が女性であること、その内訳は、嫁34%、妻27%、娘20%になっている。介護保険の一番のメリットは介護保険ができて、お嫁さんが気兼ねなくヘルパーを頼むことができるようになったことかもしれない。
 鍋横にもできた「在宅支援センター」は、高齢者向けガイド「銀のしおり」に載っているすべてを対象にするセンター。高齢者全般の相談窓口であり、要保護の高齢者を早期に発見する、介護保険事業計画等の行政プランに高齢者の生の声を反映させる、など高齢者の支援にとって重要な位置づけがされている。
 オアシスも支援の必要な高齢者にとってよき「代弁者」であることが求められているが、「鍋横の町にノーマライゼーション」をという考え方を、地域の人々と共有しながら活動を続けることが必要とのことだった。 オアシスの今後を示唆するものと、思われる。(第5回研修に続く)


 木内先生によるボランティア講座も今回が最終回になります。広範囲にわたる講座の中から、今回は「有償の住民活動の課題」「今後の地域活動の課題」をテーマにまとめてみました。
@緊急対応について
生死に関わることと思ったら、すぐに救急車を呼ぶのがよい。この場合介助者が救急車に同乗することが多いので、あとのことを親族などに繋げておかなければならない。緊急対応が一段落したら、介護保険など、行政側のサービスなどを紹介するのも仕事の一つ。オアシスで、全てみることは不可能なので行政サービスの補完をするぐらいの考え方でよいのではないか、とのことであった。
A今後の地域の課題
○ 児童および高齢者の虐待について
 親が地域から孤立して育児ストレスから育児放棄や虐待が起きる。大阪府立大の実施したアンケート調査によると育児に自信がない27%、虐待の可能性がある18%という数字がでている。このことは夫の育児参加など家庭の問題のほかに、地域の中で子育ての輪を広げていくことを考えなければならないときに来ている。
 高齢者の虐待についても、介護放棄、言葉による虐待など今後様々な問題が生まれてくることが予想される。
○なれない契約社会
日本人、特にお年寄りは契約になれていない。介護保険を始めとして、様々な場面で、契約の内容を見てあげたり、代弁をしてあげることも大切な仕事になる。
B住民主体のまちづくり
最後にオアシスなべよこは毎日のサービスの提供の中で、鍋横の地域が住み良いものになるよう、日々発信していってほしい、とのこと。
 よちよち歩きの出発に当たり、本当に必要なことをタイムリーに講義してくださった講師に深く感謝しつつこのシリーズを終える。(木口弘)


   生きる 利用会員・石田博治

 戦争を乗り越え、子どもたちも所帯を持ちました。そして、よく働き、尽くしてくれた母さんが急性の胃ガンで亡くなりました「お父さんの世話をもっとしたかった」これが母さんの最後の言葉でした。あれから十六年よく生きぬいてきたものです。
 無我夢中で生きて、気がついたら、膝がダメになり頼みの自転車もまたげなくなっていました。
 入院、手術をしてから1年3ヶ月、杖を頼りに世の中に復帰しました。子どもたちに迷惑をかけず、ひとりで食事を作り、薬を飲み続け、そして眠る。贅沢なようだが、わびしさが日夜こみ上げてきます。
 絵を始めたりクラシックを聴いてもやっぱり、何かが足りない、淋しい。
 こんなとき「オアシス」の発足があり、利用会員となりました。車椅子を押してもらって通院し、家まで送り届けてもらいます。
 だんだん慣れてくると若い人たちの献身的な仕事ぶりに感心します。「ボランティア」の気持ちが無言のうちに伝わり、申し訳ないと思います。独り暮らしの中から、この頃は、若い人たちの生命力が伝わってくるように感じます 心からお礼を申し上げます。
通院する車椅子に乗るのが何となく楽しくなってきました


中村診療所
 「山形ふれあい旅行」に参加して                豊泉聖恵・清水富子

 中村診療所の企画で患者さんの「山形ふれあい旅行」が行われました。秋のひととき、日頃旅に出かけられない方々と二泊三日のバス旅行を楽しみました。

 目的は「季節感を味わい、美しい景色に感動したり、よい空気をいっぱいに吸って家族と離れ、団体行動をする。このことで、お互いにコミュニケーションを図り、ふれあいを楽しむ」ことです。

 オアシス鍋横からお手伝いに参加した豊泉さんと清水さんに感想をうかがいました。
清水 Aさんと天童温泉の裸のお付き合い、車椅子介助その他自分の母のような気持ちでお世話させていただきました。

豊泉 道中のトイレ休憩、などスタッフが一体になって協力し合いましたね。
清水 お互いだんだん緊張感も取れて、表情も会話も豊かになり、冗談までも出るような関係になっていただくことができたのよね。
豊泉「来られてよかった」「生きててよかった」「どうもありがとう」と話されて私の方も身に余る思
いだったわ。
清水 天候もよかったし、温泉の効き目か、団体行動の中での自立心の成果か、わかりませんが、はじめ、車椅子からまったく離れられなかった方が、私の手を取って歩き始めるようになったのは何よりも嬉しかった。
豊泉 私もほんとうに車椅子から立ち上がったときは感動しました。
清水 実際にお手伝いをしてみて、今までの知識や、本を読んで漠然とわかっていたつもりのことが、その範囲を超えた一端に触れさせていただいたような気がしたの。
豊泉 そうよね。私にとってもたくさんのパワーをもらい、実りの多い旅でした。お世話させていただいて本当に感謝しています。
清水 私もAさんの満足そうな笑顔が忘れられません。

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